事故が起きるきっかけを作った自転車の男性に実刑判決 大阪

投稿日 2011年11月29日
カテゴリー 自転車ニュース

2011年5月、大阪市浪速区でタンクローリーが歩道に突っ込み2人が死亡した事故で、直前に自転車で信号のない道路を横断し、事故を引き起こしたとして重過失致死の罪に問われた大阪市西成区の無職の男性(60)に、大阪地方裁判所は「自転車の身勝手な行動が重大な結果を招いた」として、禁固2年の実刑を言い渡しました。

この事故は、自転車の男性が信号機のない道路を安全確認をせずに横断し、その自転車を避けようとワゴン車が進路を変更、さらに、ワゴン車を避けようとしたタンクローリーが歩道に突っ込んだものです。

この事故で、歩道にいた49歳の男性と75歳の男性が、住宅とタンクローリーの間に挟まり死亡しました。

警察は、タンクローリーを運転していた男性を現行犯逮捕しましたが、のちに処分保留で釈放。
隣の車線を走っていたワゴン車の運転手も処分保留で釈放、2人とも不起訴処分となっています。

自転車の男性が重過失致死の罪に問われ、弁護側は「事故の予見は不可能」などと無罪を主張してましたが、検察側は禁錮3年6ヶ月を求刑していました。

大阪地方裁判所の真鍋秀永裁判官は28日、「被告は事故を予測できなかったと主張するが、相当な速度で車が頻繁に行き来する道路を、安全を十分に確認しないで横断すれば、車が避けようとして事故につながると分かったはずだ」と無罪の主張を退けました。

そのうえで、「近くに信号機のついた交差点があるのに使わないなど、自転車に乗っていた被告の身勝手な行動が2人の命を奪う重大な結果を招いた」と指摘し、禁固2年の実刑判決を言い渡しました。

判決後、何か述べたいことがあるかと聞かれた男性は、「俺が悪いんですか。向こうは車で殺したんですよ」と、強い口調で言ったということです。


事故を起こすきっかけを作った者にも罪はある。これは自転車でもクルマでもすべての人に当てはまります。
この事件を教訓に、自分の行動を再度見つめ直したいものです。

コメント

コメントを受け付けておりません。