受動喫煙で血圧が上昇、東北大のグループの調査で確認

投稿日 2010年05月27日
カテゴリー 喫煙

受動喫煙を受けている女性は、受けていない女性と比較して血圧が高いことが、東北大学大学院薬学研究科の今井潤教授(臨床薬学)の研究グループの調査で分かりました。
受動喫煙と血圧との相関関係が明らかになったのは初めてです。

今井教授らは1986年以降、岩手県花巻市大迫町地区の住民に血圧測定器を配布し、起床後と就寝前に測定するよう依頼しています。

今回の研究は、98年6月に同町の喫煙していない35歳以上の女性579人を対象に、自宅と職場での受動喫煙の有無と家庭で測定した血圧の関係を分析しました。男性は喫煙者が多く、女性のみを対象としています。

約20日間にわたり、各家庭で同じ時間帯に血圧を測定してもらい、結果を記録。血圧を下げる薬を服用している人を除いた474人中、平均を集計したところ、受動喫煙のまったくないグループの最高血圧は113.1mmHgだったのに対し、家庭と職場の双方で受動喫煙をしている場合は116.8mmHgと、3.7mmHg上回りました。

今井教授は「高血圧は脳卒中やがんになる大きな要因の一つ。受動喫煙対策の必要性が裏付けられた」としています。
同教授は「4近い差があれば、受動喫煙が健康に与える影響は極めて大きいと言える」と指摘。これまでの公衆衛生学の研究で、国民全体の最高血圧が2低下すれば、脳卒中による死亡者が9,000人減るデータが示されているとし、「受動喫煙対策を行い、国民の血圧水準を下げることが重要」と話しています。

研究成果は国際高血圧学会誌に掲載されました。


公共の場所や飲食店など、早急な受動喫煙防止の対策が望まれますね。

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